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Rink!'s 同窓会・研修会開催情報

同窓会・研修会開催情報 リリース
2016.07.16

九州看護福祉大学同窓会主催フォーラム

熊本・大分震災の「今を知る」フォーラム開催【第一部】

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平成28年7月16日(土)熊本県玉名市にある玉名市民会館にて
九州看護福祉大学同窓会主フォーラム”熊本・大分震災の「今」を知る”フォーラムが
開催されました。

フォーラムでは
・熊本学園大学 社会福祉学部教授 
 和田 要氏
・うきは市社会福祉協議会地域福祉課相談支援係主査 
 國武竜一氏
・全国社会福祉協議会全国ボランティア市民活動振興センター副部長
 園崎秀治氏
三者による震災の「今」をテーマに震災時に被災地では何が起こったのか、
どういう状況が発生したのか、そして何が必要であったのかを話していただきました。

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『被災地のど真ん中から当事者として』をテーマに和田教授より、実際に被災をして
復興に向けた生活再建7要素をあげてくださいました。
⓵住まい
⓶人と人のつながり
⓷まち
⓸こころとからだ
⓹そなえ
⓺くらしむき
⓻行政との関わり
この7要素に加え、
行政や関係機関による「公助」
ともに助け合い・支え合う「共助・協助」
そして、「自助」

和田教授の話から、被災後には
「モノ」「人」「情報」が非常に重要であること改めて知ることができました。


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次に『防災ネットワークの現場から』をテーマに國武氏よりお話いただきました。
國武氏が大きな揺れを感じたのは、外出先でのこと。
すぐに状況を把握するため、情報収集をはじめましたけれど、震災発生後、
ボランティアの要請などもある中、実際の現場で起こっていたこととして、
“資材がない”“道具がない”“人がいない”という混乱状況。

支援のニーズは何なのか、どこに資材がそろっているのか、
どこにボランティアの方を依頼すれば良いのかという点で情報が錯綜し
難しさを感じたと話しておられました。」

被災地では、がれきではなく「人をみよ」と言われるが、被災した方々のニーズがどこにあるのかを
しっかりと知ることが重要だと話しておられました。
今回被災した西原地区は農業が盛んな地域であり、いち早く農業ボランティアの導入を取り入れた地域。
”地域の人々の復興には、生活の基盤である「くらし」への支援が欠かせなかった”と話す國武氏。
通常のボランティアでは『がれきの除去』というイメージがあるのかもしれませんが、
こうした「くらし」の支援が地域の方々の安心につながるのだと、改めて実感しました。


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最後に『被災者支援の最前線から』をテーマに園崎氏よりお話いただきました。
災害は予知しない状況でいきなり起こるもの。
だからこそ、平時から「顔の見える関係」・「会える環境づくり」の関係づくり、ネットワークづくりに取り組まれてきた
中で今回の震災では、多くの課題が見えてきたと話しておられました。

今回の熊本・大分地震について、前震・本震が起き、すぐにボランティアの方の支援などお声はありましたが、
実際の現場は危険が多く状況を整理することが急務だったと話す園崎氏。

ゴールデンウィークにボランティアの方が熊本へお越しいただいたけれども、現場サイドでは受け入れ対応ができず
お帰りいただくということもありました。
地震の場合、現場のニーズとして長期的な支援が必要であり、被災直後は現場も危険が多くボランティアの方を
受け入れることができないという状況がありましたが、通行可能な道路の渋滞により、現場としてもどこにボランティアが
必要なのか行政機関も現場に足を運べないという現状があったと話しておられました。

よって、行政機関が状況把握に苦戦していたことにより、民間の社会福祉協議会への支援SOSが今回は非常に多かったと
話しておられました。
行政機関が行う公助のサポートを民間の社会福祉協議会が行う必要があったことについては、「公助」の支援体制についても
今後さらに検討していかなければならないのではないかと話しておられました。


参加された方々からも多くの質問をいただき、震災支援への関心の高さを実感しました。
地域の民生委員の在り方や本当に必要なニーズをどのように把握していくべきなのか、
また共助といいつつもボランティアの在り方やその機能をうまく活用するシステムをどう構築すれば
良いのか・・・

混乱状況が続く現場での情報収集の難しさもあるとは思いますが、平時からの民間連携の在り方を
改めて考えさせられる内容でした。
ご参加いただいた市民の皆さま、学生の皆さま、行政機関の皆さま。
本当にありがとうございました。

 


■お問い合わせ先

九州看護福祉大学
TEL 0968-75-1800
熊本県玉名市富尾888

大学同窓会ホームページ
http://www.rink.style/


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